読書感想「DDD1-2」

最近、逃避しかしてないから早く現実世界に戻らねば。


DDD1の2章は“HandS(R)”。
個人的な見解だが、このサブタイトルであるH(hide) and S(self)の”hide”はあの”ジキルとハイド”のハイドを意味しているのかな?つまりマキナの別の人格(模倣)という意味で。
後半の“HandS(L)”とあわせてRが右腕を失った久織マキナ、Lが左腕を失った石杖所在視点の物語口調となっていると思われる。
これを最初読んでるときは頭の中が錯乱状態になってしまう。
なぜなら物語が進むにつれてデジャブが発生してくる。「ここ、ちょっと前に書かれてなかったっけ?」
でも後半で書かれている所在の出所話でやっと「そういうことかぁ」って感じになる。


このはなしでよくわからないのはマキナが腕を失うときと事件で腕を怪我してからの時間があいてるのはなぜなんだろう?
自分にはよくわからなかった。
それとマキナがカイエを殺害しようとしたときに起こったこと。
説明してあるようだけど、よく理解できない。
水槽が割れた?ん〜、・・・???


物語としては模倣することしか生きる術がわからなくなったマキナと模倣された伸也、所在の物語。
そして所在がカイエに出会うまでの話も書かれている、ってかつながってくる。
中身は1話よりも複雑になってる感じ。納得できた気がするけど理解が出来ない。
−復讐するために死ぬのではなく、死ぬために復讐する−
この部分が非常にわかりにくい。まあこんな感情は今のところ抱いたこと無いしなぁ。
「誰かの模倣をするとしたら、どんな理由からマネをする?」についての回答は新鮮だった。
言われてみると確かにそうだけど、やっぱ憧れるとか尊敬する、といった理由なんじゃないかなと思ってしまった。


この話でもトマトさんの恐さが光った気がする。(個人的に)
「泣く子も心筋梗塞させる」人ってどんな人だよ!!
3話で見せるある意味天下一武道会勝戦が一番輝いてるけど所在に「トマトちゃん」って呼ばれたときにとった行動も素敵でした。
また所在が口を滑らせてくれることを期待したいです。