読書感想「戯言シリーズ」・・・

今月上旬に読み終わってたな、そういえば・・・

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)

サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)


一応名前は知ってた作品なのですが、巻数がそこそこあるので読んでこなかったのですが、通学時間がやたらと長いということでこの機会に読破してみました。


作品内容としてはやはり“戯言”オンパレードでしたね。
作者(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B0%BE%E7%B6%AD%E6%96%B0)自身がそうですが、作品自体も言葉遊びの連発です。
『自覚と自信と知覚と知信。この差は、似ているようで、途方もない。』なんかが代表的!?かな。
作中に出てくる数々のキャラがこういった韻を踏んだ言葉遊びをたびたび使用する(特にいーたん)。
個人的にはノリ突っ込みの大垣 志人、おバカ&素が怖い紫木 一姫、人類最強の哀川 潤あたりがお気に入りかなぁ。巫女子ちゃんも捨てがたいが。
数々の名言(迷言?)がでてくるのも素敵。
「『甘えるな』。 byいーたん

「人間は成長するアシモフです by紫木 一姫」

「そうなんですか。へえ……。山って全部杉が生えてるものだと思ってました byいーたん

「例え相手が人類最強であろうとも、私の名前は萩原子荻。私の前では悪魔だって全席指定、正々堂々手段を選ばず真っ向から不意討ってご覧に入れましょう by荻原子荻」

「縁が《合ったら》、また会おう by狐面」

「《中学二年生にしてバンド結成、ただしメンバー全員ベース》みたいなっ! by葵井 巫女子」

「おなか一杯になったのでお姉さんはいやらしいことがしたくなりました by春日井 春日」

「人間とは、美少女とワタシとそれ以外の三種類に類別できる by鈴無音々」

「けどな、あいつは駄目なだけやないで。いや、基本的に駄目な奴やけど応用的にも駄目で、その上発展的にも駄目な奴で、しかもその駄目っぷりが半端やないってゆうんか。空前絶後にして前代未聞、一を識りて二を知らず、右と言って左に出る、未曾有にして新機軸の駄目男なんや。あいつは。いや、別にあいつのことを褒めるつもりはさらさらないねんけど by三好 心視」

「セックスフレンドです by闇口 崩子」

「胸を張れ、背筋を伸ばせ、自分を誇れ、敵に吼えろ、俯くな!

諦めんな見限るなてめえで勝手に終わらせんな、同情されてーのかガキども!

媚びんな気持ち悪い懐いてくんな、動物かてめーら!

自己陶酔に他人を巻き込むな、悩みたきゃ勝手に悩んでろ!

相談すんな、お前らみてーな変なんの気持ちなんかわかるか!

傷舐めあってんじゃねえぞ、妥協すんな!

簡単に否定すんな!

難解な肯定すんな!

他のことなんかどうでもいいから、自分のことだけは自分で決めろ! by哀川 潤」

ってな感じかな。
これ以外にも結構あると思うけどね。
“あなたの意図はここで切れます”とか。
決め台詞って大事だよね。

【ニコニコ動画】【ネタバレ注意】 戯言シリーズ・人間シリーズ 決め・名セリフ

戯言シリーズは最終的には王道的展開で終わりますが、なんか最後のほうは肩透かしな感じだった。
まあ、それでこそ戯言なのかもしれないが。
あとは人間シリーズを読もうかな。
個人的に零崎双識が大好きです!!
僕の妹にならないかい?


今日の独り言
「百万ドルの笑顔、ただしマクドナルドみたいなっ!!」